今日のイディオムは “touch base”

“touch base”って、野球で、滑り込んでタッチしてアウトかセーフかって、あれのこと?

イメージはイイね。野球が由来ではあるんだけど、イディオムとして違う意味があるんだよ。
「相手と連絡を取り合って状況を確認したり、情報交換をすること」
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“touch base” についての誤解を解き、意味・由来・使い方を徹底的に解説します。

ぜひマスターして、自然な英会話に役立ててくださいね。
動画で学びたい方はこちらをどうぞ▼

この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
“touch base”ってどんな意味?
“touch base”は直訳すると「ベースに触れる」ですが、実は野球の用語からきたイディオムです。
野球選手が安全にベースに進んだことを確認するためにベースを「touch(触る)」する動作から派生しました。
このことから、“touch base”は誰かと連絡を取り合い、状況や進捗を確認するという意味で使われています。

簡単に言うと「ちょっと連絡を取って、現状をチェックする」ことを意味します。
ビジネスの場面では、プロジェクトの進捗を確認したり、会議前にチームと情報を共有したりする時に使われることが多いです。
例文で使い方をマスター
具体的に“touch base”がどのように使われるのか、例文で見てみましょう。
- I need to touch base with my boss about the project.
(プロジェクトについて上司と連絡を取り合う必要があります。) - I’ll touch base with you next week to see how the project is going.
(来週、プロジェクトの進み具合を確認するために連絡しますね。) - Let’s touch base after the holidays to plan our next vacation.
(休暇明けに連絡を取り合って次の休暇の計画をしましょう。) - We need to touch base with the client to make sure they’re happy with the product.
(クライアントと連絡を取り、商品に満足しているか確認する必要があります。) - I’ll touch base with my doctor to schedule an appointment.
(医者と連絡を取って予約を入れます。)

上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
シチュエーションで理解を深めよう
“touch base”はどんなシチュエーションで使うのか、具体的な場面を想像してみましょう。
プロジェクトの進行確認
ジョンとサラが一緒にプロジェクトを進めているとします。
しばらく連絡を取らずにいたため、ジョンは順調だと思っていたのに、実はサラは問題を抱えていました。
そこで、二人が改めて“touch base”して状況を話し合い、問題を解決できました。
ビジネスミーティングの準備
会議の前にチームメンバーと“touch base”することで、全員が同じ認識を持ってミーティングに臨めます。
これにより、無駄な誤解や時間のロスを避けられます。
プライベートな予定調整
友人と旅行の計画を立てる際も、「休暇後に“touch base”しよう」と言って、予定の確認や調整をすることができます。
“touch base”を覚えるコツ
“touch base”の意味を覚える簡単な方法は、野球を思い浮かべることです。
野球選手がベースに向かって走り、安全かどうかを確認するためにベースに「touch(触る)」しますよね。

これが「連絡を取って状況を確認する」という意味につながるんです。
また、覚えやすいフレーズとしては「touch base, don’t lose the race」(連絡を取り合って、遅れを取らないようにしよう)という言葉があります。
これは、連絡を怠らずに進捗を把握する重要性を伝えています。
類似・反対・関連する表現
類似表現
- check-in:状況を確認する、連絡を取る
- catch up:近況を話し合う、情報交換をする
- follow-up:続けて連絡を取る、確認のための連絡
反対表現
- lose touch:連絡が途絶える、関係が薄れる
- fall out of touch:連絡がなくなる、疎遠になる
関連イディオム
- keep in touch:連絡を取り続ける
- touch and go:危うい状況で不確実な様子(例:運転がtouch and goであった)
- touch a nerve:感情を刺激する、心に触れる
興味深いトリビア
“touch base”という表現は、もともと野球の用語であることは先述しましたが、実は軍隊でも使われている言葉です。
軍隊では、指揮官に報告するために連絡を取ることを「touching base」と言います。

「安全な場所に到達したことを知らせる」というニュアンスが強い言葉だったのです。
現在では、ビジネスや日常会話で非常にポピュラーな表現となり、メールや会議で頻繁に使われています。
実際に “touch base” が使用された例
映画『The Intern(インターン)』
この映画の中で、ビジネスの場面で「Let’s touch base later.(後で連絡を取り合おう)」というセリフが出てきます。現代のオフィスコミュニケーションをリアルに描いています。
ニュースやビジネス動画での使用例
ビジネスコミュニケーションに関する動画でも“touch base”は頻繁に使われます。例えば、プロジェクトマネージャーが「We need to touch base on the deadlines.」と言って進捗確認を促します。
まとめ
今回は英語のイディオム“touch base”について詳しく解説しました。
- 「“touch base”はもともと野球用語で、ベースに触れて安全を確認することから派生した表現
- 意味は「連絡を取り合って状況を確認する」「情報交換をする」こと
- ビジネスや日常会話で頻繁に使われる便利なフレーズ
- 映画や音楽、ニュースなど様々な場面で使われている
“touch base”を上手に使いこなして、英語でのコミュニケーション力をアップさせましょう!
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