今日のイディオムは “through thick and thin“

“through thick and thin” って日常会話でよく使うのかな?



ドラマや映画でよく耳にするよ。だから正確な意味や由来が分かると、きっと役に立つよ。
「良い時も悪い時も、どんな困難な状況でもずっと支え続ける」
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“through thick and thin” についての誤解を解き、意味・由来・使い方を徹底的に解説します。



ぜひマスターして、自然な英会話に役立ててくださいね。
動画で学びたい方はこちらをどうぞ▼



この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
“through thick and thin“ってどんな意味?
“through thick and thin“は、直訳すると「厚いところも薄いところも通って」という意味ですが、これは比喩的な表現で、元々は濃くて密集した森(thick)や、薄くて通りやすい森(thin)を通り抜けることから来ています。
このイディオムは、「困難な時(thick)」と「楽な時(thin)」の両方を通じて、誰かを支え続けるという意味を持っています。



良い時も悪い時も変わらず友情や愛情、支援を示すということですね。
友達や家族、恋人が困っている時だけでなく、嬉しい時や楽しい時も一緒にいるという約束を表します。
例文で使い方をマスター
“through thick and thin“を使った例文を見て、実際の使い方を確認しましょう。
- I’ll be with you through thick and thin, no matter what happens.
(何があっても、良い時も悪い時もずっと一緒にいるよ。) - Our friendship has survived through thick and thin.
(私たちの友情は、どんな困難も乗り越えてきた。) - We’ve been through thick and thin together, and I know I can count on you.
(私たちは良い時も悪い時も一緒に乗り越えてきたので、あなたを信頼している。)



上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
シチュエーションで理解を深めよう
具体的なシチュエーションを想像すると、“through thick and thin“の意味がよりはっきりします。
友人関係
ジョンとサラは幼なじみで、長年の友達です。ジョンが仕事を失った時、サラは彼を励まし続けました。
また、サラが結婚した時、ジョンも一緒に喜びを分かち合いました。まさに“through thick and thin“の関係です。
恋人や家族の絆
恋人同士や家族の間でも、困難な時も楽しい時も支え合うことが大切です。
病気や経済的な困難に直面しても、一緒に乗り越える約束をするときにこのイディオムが使われます。
“through thick and thin“を覚えるコツ
このイディオムを覚えるのに役立つのが、「thickは困難な時、thinは楽な時」というイメージです。
- Thick(厚い)=困難や難しい状況
- Thin(薄い)=楽で簡単な状況
この対比を頭に入れておくと、「どんな状況でも支え続ける」という意味がわかりやすくなります。
類似・反対・関連する表現
類似表現
- Come rain or shine
(雨が降っても晴れても=どんな天気でも、どんな状況でも) - In good times and bad
(良い時も悪い時も) - Stick together
(一緒にいる、離れない)
反対表現
- Fair-weather friend
(良い時だけの友達=困難な時には離れる人) - Leave someone in the lurch
(困った時に見捨てる)
関連表現
- Stand by someone
(誰かのそばにいる、支える)
興味深いトリビア
“through thick and thin“の歴史はとても古く、14世紀から使われていると言われています。
もともとは、森や道を通り抜ける比喩で、厚い森林(難しい道)と薄い森林(通りやすい道)の両方を通ることを意味していました。



このイディオムは英語だけでなく、フランス語やドイツ語など他の言語でも似た表現が存在するんです。
この考え方が多くの文化で共通して重要視されていることの証拠です。
実際に”through thick and thin“が使用された例
映画『プラダを着た悪魔』(The Devil Wears Prada, 2006)
主人公とその上司の関係が厳しい状況の中でも続くことを表現する際に“through thick and thin“というフレーズが使われます。
日常会話やスピーチ
結婚式のスピーチや友情を祝う場でも、“through thick and thin“という表現はよく登場し、「私たちは良い時も悪い時も一緒に歩んできました」という意味で使われます。
まとめ
今回は“through thick and thin“というイディオムについて詳しく解説しました。
- 意味:良い時も悪い時も、どんな困難な状況でもずっと支え続けること
- 由来:森や道の厚い部分と薄い部分を通り抜ける比喩から
- 使い方:友情、愛情、支援、忠誠心を表す時に使う
- 覚え方:「thickは困難な時、thinは楽な時」とイメージする
この表現は英語圏で非常にポピュラーで、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使えます。



ぜひ例文やシチュエーションを参考にして、自分の英会話に取り入れてみてくださいね。
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