今日のイディオムは “sitting duck”

“sitting duck” って、座っているアヒルでしょ?



そのままだとそうなんだけど、イディオムとして別の意味もあるんだ。これを知らないと、簡単にカモにされちゃうかも!
簡単に狙われる人や物
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“sitting duck” についての誤解を解き、意味・由来・使い方を徹底的に解説します。



響きは可愛いけど意味は怖いね。ネイティブがよく使うイディオムだから、ぜひマスターして、自然な英会話に役立ててくださいね。
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この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
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オープニング (0:00:00-0:00:11)
ねえ、何を聞かれたと思う?そう、定番の「このイディオムの意味は何?」ってやつ。「座り込んだカモ(sitting duck)」についてだよ。これから説明するから、今日のうちにしっかり理解できるはず!
イディオムに関する誤解 (0:00:12-0:00:33)
今まで、自分が「座り込んだカモ」みたいだと感じたことはある?
英語で「座り込んだカモ(sitting duck)」というイディオムは、簡単に狙われる人、つまり格好の的という意味だよ。例えば、池に座っていて、素早く動けないカモを想像してみて。ハンターにとって、それは格好の的だよね。
イディオムの定義 (0:00:33-0:00:52)
つまり、「座り込んだカモ(sitting duck)」とは、簡単に狙われる人のこと。スポーツ、政治、ビジネスなど、様々な場面で使われるんだ。例えば、政治の世界で、防御の弱い候補者は、対立候補にとって「座り込んだカモ」のようなものだね。
記憶を助ける方法 (0:00:53-0:01:09)
イディオムの意味を簡単に覚えるために、池に座っていて、素早く動けないカモを想像してね。それはハンターにとって格好の的。だから、「座り込んだカモ(sitting duck)」は、簡単に狙われる人という意味になるんだ。
ストーリーでイディオムを理解する (0:01:10-0:01:33)
昔々、池の真ん中に座るのが大好きなカモがいました。ある日、ハンターがそのカモを見つけて、銃を構えました。そのカモは、素早く動けない「座り込んだカモ」だった。ハンターは発砲し、カモは命を落としてしまった。教訓は、「座り込んだカモ」になるな、ということ!
面白い事実 (0:01:34-0:01:53)
面白い事実その1:「座り込んだカモ(sitting duck)」というイディオムは、20世紀初頭にアメリカで生まれたんだ。
面白い事実その2:「座り込んだカモ(sitting duck)」というイディオムは、バスケットボールのようなスポーツでよく使われるんだ。動いていない選手は、ディフェンダーにとって格好の的になるからね。
例文 (0:01:54-0:02:16)
例文1:ビジネスの世界では、サイバーセキュリティの弱い会社は、ハッカーにとって「座り込んだカモ」だ。その会社は、サイバーセキュリティが弱いせいで、ハッカーに簡単に狙われてしまう。
例文2:ゴールキーパーは、ストライカーのシュートに対して「座り込んだカモ」だった。ゴールキーパーは、ストライカーにとって格好の的だったんだ。
元の文章と書き換え (0:02:17-0:02:34)
文章:「就職面接中、まるで自分が座り込んだカモのようだった。」
言い換え1:「就職面接中、自分が無防備だと感じた。」
言い換え2:「就職面接中、自分が格好の的だと感じた。」
実話 (0:02:35-0:02:56)
実話:ある中小企業のオーナーが、ソフトウェアをアップデートすることを怠ったため、ビジネスがサイバー攻撃に対して脆弱になってしまった。彼らはハッカーにとって「座り込んだカモ」で、ビジネスは脅かされた。教訓は、サイバーセキュリティに関しては「座り込んだカモ」になるな、ということ。
類似、反対、関連表現 (0:02:57-0:03:12)
類似表現:格好の的、簡単なターゲット。
反対表現:捕まえにくい、狙いにくい。
関連イディオム:樽の中の魚、屠殺される羊。
クイズの時間 (0:03:13-0:03:34)
クイズの時間!「座り込んだカモ(sitting duck)」というイディオムの正しい意味は次のうちどれ?A:いつも座っている人、B:簡単に狙われる人、C:いつも狩りをしている人。答えはB。「座り込んだカモ(sitting duck)」というイディオムは、簡単に狙われる人を意味する。
まとめ (0:03:34-0:03:54)
まとめると、「座り込んだカモ(sitting duck)」とは、簡単に狙われる人を意味する。記憶を助ける方法を思い出してね。池に座っていて、ハンターにとって格好の的になるカモを想像してみて。
「座り込んだカモ」にならないで、安全に過ごしてね!
“sitting duck”ってどんな意味?
“sitting duck”を直訳すると「座っているアヒル 」となりますが、実際には違う意味で使われます。
このイディオムは、簡単に狙われる人や物を指します。
日常生活のさまざまな状況で比喩的に使用され、簡単に攻撃されたり、騙されたり、不利な立場に置かれたりする人や物を描写する際に用いられます。



“sitting duck” は格好の的なんです。
このイディオムは、脆弱で攻撃を受けやすい状況を表す際に使われます。
シチュエーションで理解を深めよう!
真ん中好きのカモ
美しい池に住むカモたちの中で、一羽だけ変わり者がいました。いつも池の真ん中に座っているのが好きなカモです。
ある日、ハンターがやってきて、その無防備なカモを見つけました。カモは周囲に身を隠せる場所もなく、素早く動くこともできませんでした。
「なんて簡単な獲物だ!」
銃声が轟き、カモは池に落ちました。“sitting duck” となったカモは、ハンターの格好の標的になってしまったのです。



悲しい話だね
この物語は、危険に気づかず無防備でいることの危うさを教えてくれます。



自分が “sitting duck” にならないよう、気を引き締めないと!
興味深いトリビア
“sitting duck” というイディオムは、19世紀後半から20世紀初頭に生まれました。
当時、狩猟(特にアヒル猟)が盛んに行われていたころ、池に座っているアヒルがハンターにとって格好の標的であることから、このイディオムが生まれたと考えられています。
また、第二次世界大戦中、イギリスとアメリカの両国で、防御が困難な軍事目標を描写するために“sitting duck”という表現が採用されました。



例えば、敵の攻撃から身を守る場所のない歩兵などを指して使われました。
例文で使い方をマスター
“sitting duck” が実際にどのように使われるのか、具体的な例文で確認してみましょう。
- In the business world, a company with weak cybersecurity is a sitting duck for hackers.
(ビジネスの世界では、サイバーセキュリティが弱い会社は、ハッカーにとって格好の標的になる。) - The tourist was a sitting duck for pickpockets.
(その観光客は、スリにとって格好の標的だった。) - The new smartphone, with its inadequate security measures, was a sitting duck for malware.
(新しいスマートフォンは、セキュリティ対策が不十分で、マルウェアに感染しやすかった。) - The boxer, unprepared for the fight, became a sitting duck for his opponent’s punches.
(十分な準備をしていなかったボクサーは、対戦相手のパンチの餌食になってしまった。) - The elderly woman, falling for the con artist’s smooth talk, became a sitting duck and lost all her savings.
(その老婦人は、詐欺師の巧みな話術に騙されてしまい、全財産を失ってしまった。)



上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
“sitting duck”を覚えるコツ
“sitting duck” を簡単に覚えるには、池に座っていて、ハンターにとって格好の標的になっているカモを想像してみましょう。



可哀そうな状況だから切ないけど、このイメージを頭に焼き付けたから、イディオムの意味忘れない!



自分が狙われたり騙されたりするのを、防ぐことができるかもしれないね。
類似・反対・関連する表現
“sitting duck” と似た表現、反対の意味を持つ表現には、以下のようなものがあります。
- An easy mark:だまされやすい人、カモ
- A soft target:攻撃しやすい標的、脆弱な対象
- Hard to catch:捕まえにくい、捕獲が難しい
- Difficult to target:標的にしにくい、狙いにくい



さらに、“sitting duck” と関連性の高いイディオムとして、以下の表現もありますよ。
- Fish in a barrel:簡単に捕まえられる
(樽の中の魚)
- A lamb to the slaughter:抵抗できないまま犠牲になる
(屠殺場へ連れて行かれる子羊)
実際に “sitting duck” が使用された例
音楽タイトル: “Sitting Duck” – Ace Combat 4 Original Soundtrack
人気フライトシミュレーションゲーム「エースコンバット4」のサウンドトラックの一曲です。
エースコンバットシリーズは航空戦闘ゲームとして世界的に知られており、そのサウンドトラックも高い評価を受けています。
まとめ
今回は、英語イディオム“sitting duck” について解説しました。
「 簡単に狙われる人や物」を指すこの表現は、日常生活でもビジネスシーンでも頻繁に使われます。
今回の解説と例文を参考に、”sitting duck” をマスターして、自然な英会話に役立ててください。
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