今日のイディオムは “reinvent the wheel”

“reinvent the wheel”って全然意味が分からないな。

聞きなれないかもしれないけど、意味が分かると面白いイディオムだよ。
「既にあることをわざわざやり直して時間や労力を浪費する」
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“reinvent the wheel” についての誤解を解き、意味・由来・使い方を徹底的に解説します。

ぜひマスターして、自然な英会話に役立ててくださいね。
動画で学びたい方はこちらをどうぞ▼

この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
“reinvent the wheel”ってどんな意味?
“reinvent the wheel”は直訳すると「車輪を再発明する」ですが、実際には「すでにあるものを無駄に作り直すこと」を指すイディオムです。
もともと車輪は古くから存在し、多くの機械や乗り物に欠かせない基本的な部品です。

だからこそ、それを新しく作り直す必要はほとんどない、という考え方からこの表現が生まれました。
ビジネスやテクノロジーの世界でよく使われ、「効率的に既存のものを活用しよう」というメッセージを伝える際に便利な表現です。
例文で使い方をマスター
“reinvent the wheel”が実際にどのように使われるのか、例文を見てみましょう。
- Don’t try to reinvent the wheel. Use the existing system to save time and effort.
(無駄に車輪を再発明しようとしないで。既存のシステムを使って時間と労力を節約しよう。) - The new manager wanted to reinvent the wheel, but the team reminded him that the old system worked just fine.
(新しいマネージャーは車輪の再発明をしたがったが、チームは古いシステムで十分だと伝えた。) - The designer spent hours trying to reinvent the wheel, but in the end, he realized that the original design was still the best.
(デザイナーは何時間も車輪の再発明を試みたが、結局元のデザインが一番良いと気づいた。) - The company was trying to reinvent the wheel, but their competitors had already found a better solution.
(その会社は車輪の再発明をしようとしたが、競合他社がすでにより良い解決策を見つけていた。) - I don’t want to reinvent the wheel. I just want to find a way to make the process more efficient.
(わざわざ車輪を再発明したくない。ただ、プロセスをもっと効率的にしたいだけだ。)

上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
“reinvent the wheel”を覚えるコツ
このイディオムを覚えるには、車輪という「昔からある基本的なもの」をイメージしてください。
車輪はすでに完璧に機能しているので、わざわざ新しく作り直す必要がありません。

なので、「すでにあるものを無駄に再発明しようとする=時間と労力の浪費」という意味を簡単に思い出せます。
類似・反対・関連する表現
類似表現
- Don’t fix what isn’t broken.
「壊れていないものを直すな」=無駄な改良をしないこと。 - Use the existing system to save time and effort.
「既存のシステムを使って時間と労力を節約しよう」 - Don’t try to come up with a new solution when there’s already a good one available.
「すでに良い解決策があるのに、新しいものを考えようとしないで」
反対表現
- Think outside the box.
「枠を超えて考える」=新しいアイデアを生み出すこと。 - Try new things to find a better solution.
「より良い解決策を見つけるために新しいことに挑戦する」 - Don’t be afraid to innovate.
「イノベーションを恐れない」
関連するイディオム
- Standing on the shoulders of giants.
「巨人の肩に立つ」=先人の知識や成果を活用して新しいことを成し遂げる。 - Best practices.
「最良の方法」=効率的で効果的なやり方。 - If it ain’t broke, don’t fix it.
「壊れていなければ直すな」=無駄な改良は避ける。 - Keep it simple.
「シンプルに保つ」=複雑にしすぎない。
興味深いトリビア
- このイディオムは古代ギリシャに由来すると言われています
- 英語での初出は19世紀にさかのぼります
- ビジネスやテクノロジーの分野で特によく使われます
- スペイン語やフランス語など、多くの言語でも似た表現が存在します
- この表現は「時間と労力を無駄にしないように」という効率性のメッセージを強調しています
実際に “reinvent the wheel” が使用された例
映画『The Internship』(2013年)
このコメディ映画の中で、主人公たちが新しいアイデアを出そうとする際に「Don’t reinvent the wheel」というセリフが使われています。新しいことをやろうとするけれど、既存の成功例を活用すべきだ、という意味合いです。
ニュース記事における使用例
ビジネス記事などで「Many startups waste resources by trying to reinvent the wheel instead of building on existing technologies.」という文がよく見られます。
これは「多くのスタートアップが既存技術を活用せず、無駄に車輪を再発明しようとして資源を浪費している」という意味です。
まとめ
“reinvent the wheel”は、すでに存在しているものをわざわざ作り直すことで時間や労力を無駄にすることを意味するイディオムです。
ビジネスや日常生活での効率的な作業やアイデア活用の重要性を教えてくれます。

この表現を覚えることで、「無駄な努力を避け、賢く既存のものを利用する」考え方が身につきます。
ぜひ例文や似た表現と一緒に使ってみてくださいね。
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