今日のイディオムは “off the grid”

“off the grid”って聞いたことはあるけど、実際にどういう意味かよくわからないな…



実はこの“off the grid”、ちょっと誤解されやすいイディオムなんです。
「主な電力網に接続されていない」
「現代の便利な設備を使わずに生活すること」
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“off the grid”についての誤解を解き、意味・由来・使い方を徹底的に解説します。



ぜひマスターして、自然な英会話に役立ててくださいね。
動画で学びたい方はこちらをどうぞ▼



この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
“off the grid”ってどんな意味?
“off the grid”は直訳すると「グリッド(電力網)から外れる」という意味ですが、実際には「主な電力網に接続されていない状態」や「現代の電気やインターネットといった便利な設備を使わずに生活すること」を指します。
地図に載っていない場所だと思う人もいますが、“off the grid”は「地図にない」という意味ではありません。
電気やネットなどのインフラが届いていない、「電力網から切り離されている」状態のことを言います。



イメージしやすいのは、森の中の遠隔の小屋で、電気もネットも使わずに自然の中で暮らしている人のこと。
彼らは“off the grid”で生活していると言えます。
例文で使い方をマスター
“off the grid”が実際にどのように使われるのか、具体的な例文で確認してみましょう。
- I’m going off the grid for the weekend and disconnecting from all technology.
(週末はテクノロジーから完全に離れてオフ・ザ・グリッドで過ごします。) - They live off the grid in a remote cabin in the woods.
(彼らは森の奥の遠隔小屋でオフ・ザ・グリッドの生活をしています。) - The tiny house is off the grid and runs on solar power.
(その小さな家はオフ・ザ・グリッドで、太陽光発電で動いています。) - He’s been off the grid since he quit social media.
(彼はソーシャルメディアをやめてからオフ・ザ・グリッドの状態です。) - The village was off the grid until they installed a wind turbine.
(その村は風力タービンを設置するまでオフ・ザ・グリッドでした。)



上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
シチュエーションで理解を深めよう
実際に“off the grid”が使われる場面を想像してみましょう。
自然の中でのリフレッシュ
ジョンは1週間、テクノロジーを完全に断ち切って“off the grid”の生活を選びました。彼はハイキングをしたり、釣りをしたりしながら、自然の中で心身をリフレッシュしました。
環境にやさしい生活選択
ある人は、地球環境に配慮して“off the grid”の生活を始めました。太陽光や風力エネルギーを利用し、自分で電力を作り出すことで、二酸化炭素の排出を減らそうとしています。
都市でも可能な“off the grid”
意外かもしれませんが、“off the grid”生活は必ずしも田舎だけの話ではありません。都市の中でも、ソーラーパネルを使ったり、電力を自給自足したりすることで、部分的に“off the grid”を実現する人もいます。
“off the grid”を覚えるコツ
“off the grid”の意味を覚えやすくするために、こんなイメージを持ってみてください。
「grid」とは、電気やインターネットのインフラネットワークのこと。これに「オフ(離れて)」いる状態なので、電気もネットもない、つまり現代の便利な設備から切り離されているというイメージです。



森の中の小屋で電気もネットも使わずに生活する人の姿を思い浮かべてみてください。これが“off the grid”の典型的なイメージです。
類似・反対・関連する表現
類似表現
- disconnected(切断されている、接続されていない)
- unplugged(プラグを抜かれた、電源が切られた)
- off the radar(レーダーの範囲外、注目されていない)
反対表現
- connected(接続されている)
- plugged in(電源が入っている、繋がっている)
- on the radar(注目されている、範囲内である)
興味深いトリビア
アメリカでは“off the grid”で生活する人が増えていることをご存知ですか?
環境意識の高まりや、災害時の備えとして、自給自足の生活を目指す人が多くなっています。
“off the grid”生活は、環境負荷を減らすだけでなく、経済的にも長期的に節約できる可能性があります。



ただし、自分で電気や水を管理しなければならないので、計画と準備が必要です。
実際に “off the grid” が使用された例
映画『キャスト・アウェイ』(2000)
主人公が無人島で電気や文明のインフラから完全に切り離され、まさに“off the grid”の生活を強いられます。彼の孤独なサバイバル生活は、このイディオムの意味を強く印象づけます。
まとめ
今回は“off the grid”というイディオムについて詳しく解説しました。
- “off the grid”は、主な電力網やインフラから切り離されている状態
- 自然の中で自給自足の生活をすることだけでなく都市でも部分的に実践可能
- 環境にやさしく、経済的メリットもあるが、計画と準備が必要なライフスタイル
- 映画や音楽など、さまざまな場面で使われている
ぜひ“off the grid”の意味と使い方をマスターして、英語表現の幅を広げてくださいね。
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