今日のイディオムは “grind out”

“grind out” って豆でも挽くの?



どういう意味なのかイマイチ分からなくても大丈夫。粘り強く解説するから!
「一生懸命努力し、粘り強くやり遂げること」
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“grind out” についての誤解を解き、意味・由来・使い方を徹底的に解説します。



ぜひマスターして、自然な英会話に役立ててくださいね。
動画で学びたい方はこちらをどうぞ▼



この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
“grind out”ってどんな意味?
“grind out” は直訳すると「すりつぶす」「ひたすらすり続ける」ですが、英語のイディオムとしては「大変な作業を粘り強くこなす」「努力して何かをやり遂げる」という意味で使われます。
学生が「I had to grind out a ten page essay in one night.(一晩で10ページのエッセイを必死に書き上げた)」と言うとき、“grind out” は「苦労して仕上げる」というニュアンスを持っています。



仕事や勉強、スポーツなど、あらゆる場面で「根気強く努力する」という意味で用いられます。
例文で使い方をマスター
“grind out” がどんな場面で使われるのか、例文を通して確認しましょう。
- John had to grind out a one hundred page report in a week.
(ジョンは1週間で100ページのレポートを必死に書き上げなければならなかった。) - I had to grind out a twenty page report in one day.
(私は1日で20ページのレポートを必死に仕上げた。) - The team had to grind out a win in the last few minutes.
(チームは最後の数分で必死に戦い、勝利を手にした。)



上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
シチュエーションで理解を深めよう
“grind out” はどんな状況で使われるのか、具体的なシチュエーションを見てみましょう。
学校や仕事でのプロジェクト
学生が締め切り間近のレポートや論文を完成させるとき、一晩中頑張ることを“grind out” と表現できます。
スポーツの試合での粘り強さ
スポーツの世界では、「grind out a win(辛勝する)」という表現がよく使われます。



これは、相手が強くても粘り強く戦い抜いて勝利したことを意味するんです。
“grind out”を覚えるコツ
“grind out” のイメージを覚えるには、コーヒー豆を挽くコーヒーミルを思い浮かべると良いでしょう。
コーヒーミルは豆を根気強く細かく挽き続け、やがて粉にします。
この過程は時間がかかり、途切れずに続ける必要がありますよね。
同じように、“grind out” は「根気強く続けて、やり遂げる」という意味です。



豆を挽くってイメージもハズレじゃなかったのね。
コーヒーミルのように、一歩一歩努力を積み重ねて目標を達成するイメージを持つと覚えやすいです。
類似・反対・関連する表現
類似表現
- work hard(一生懸命働く)
- persevere(辛抱強く続ける)
- push through(困難を乗り越えてやり遂げる)
- grind it out(同じ意味で使われることが多い)
反対表現
- give up(諦める)
- quit(やめる)
- throw in the towel(敗北を認める、降参する)
関連表現
- put your nose to the grindstone(一心不乱に努力する)
- keep your nose to the grindstone(努力を続ける)
興味深いトリビア
“grind out” はもともと「grind」が「すりつぶす」「挽く」という意味の動詞で、そこから「根気強く作業を続ける」という意味が派生しました。
特にスポーツの試合で「grind out a win」という表現がよく使われるのは、試合を粘り強く戦い抜き、勝利を勝ち取る様子を「地道にすりつぶすように勝ち取る」というイメージで表現しているからです。



また、「grind」という単語は名詞としても使われ、「苦労の連続」や「退屈で大変な作業」を意味します。
実際に “grind out” が使用された例
映画での使用例
映画やドラマの中で、“grind out” はキャラクターが困難な状況を乗り越えるシーンでよく使われます。
音楽での使用例
音楽の世界でも“grind out” は努力や粘り強さを表現する歌詞に登場します。
まとめ
今回は“grind out” の意味と使い方について詳しく解説しました。
- 「grind out」は「一生懸命努力して、粘り強くやり遂げること」を表すイディオム
- コーヒー豆を挽くように、途切れることなく努力を続けるイメージで覚えるとわかりやすい
- スポーツの試合での辛勝や、仕事・勉強での大変な作業を乗り越える場面でよく使われる
“grind out” を使いこなせば、英語の表現力がグッと広がります。



ぜひ日常会話やビジネスシーンで積極的に使ってみてください!
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