今日のイディオムは “down-to-earth”

「彼女はとてもdown-to-earthだね」と聞いて、意味、分かりますか?



実はこの表現は日常英会話でとてもよく使われる、とてもポジティブな褒め言葉なんです。
「地に足がついている、謙虚で実直な人」
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“down-to-earth” についての誤解を解き、意味・由来・使い方を徹底的に解説します。



謙虚で飾り気のない素直な性格のことを指すこのイディオム、ぜひマスターして自然な英会話に役立ててくださいね。
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この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
“down-to-earth”ってどんな意味?
“down-to-earth” は直訳すると「地面に向かっている」という意味ですが、実際は、人の性格や態度を表すイディオムです。
たとえば、誰かが「She is so down-to-earth」と言われたら、それは「彼女はとても謙虚で、気取らず親しみやすい」という褒め言葉になります。



「地に足がついている」というイメージから派生していて、現実的で飾らない性格を指します。
つまり、虚勢を張らず、自然体で誠実な人を指すのが“down-to-earth”です。
例文で使い方をマスター
“down-to-earth” が実際にどのように使われるのか、具体的な例文で確認してみましょう。
- She’s so down-to-earth. She doesn’t let her fame get to her head.
(彼女はとても謙虚で、有名になっても鼻にかけない。) - The CEO was impressed by his down-to-earth approach to business.
(CEOは彼の実直なビジネスのやり方に感心した。) - I like hanging out with him because he’s so down-to-earth.
(彼はとても気さくで親しみやすいから、一緒にいるのが好きだ。)



上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
シチュエーションで理解を深めよう
実際に“down-to-earth”が使われる場面を想像してみましょう。
このイディオムは、都会の華やかな環境に慣れず、飾らない素朴な態度で接する人に対して使われることが多いです。
新入社員のジョン
ジョンという新入社員の話があります。彼は小さな町で育ち、地元の人たちのように親しみやすく、飾らない性格でした。
会社の上司が「I appreciate your down-to-earth attitude.(君の実直な態度がありがたい)」と言ってくれたことで、ジョンは安心し、職場に馴染むことができました。



“down-to-earth”は、実社会での人間関係やビジネスシーンで、謙虚な態度を褒める時に使います。
“down-to-earth”を覚えるコツ
このイディオムを覚えるためには、「地に足がついている」というイメージを持つと良いでしょう。
空中に浮かんでいるような非現実的、虚勢を張った態度とは対照的に、しっかりと地面に立っている人を想像してください。



つまり、“down-to-earth”は「grounded(地に足がついた)」という意味合いも含みます。
飾らず、ありのままの自分でいることがこの言葉の核心です。
類似・反対・関連する表現
類似表現
- grounded:地に足がついている、現実的な
- humble:謙虚な
- practical:実用的な、現実的な
- genuine:誠実な、偽りのない
反対表現
- high-flying:野心的すぎる、成功志向の強い
- pretentious:気取った、見せかけの
- showy:派手な、見栄を張る
興味深いトリビア
“down-to-earth”という表現は1800年代に起源を持つとされています。
当時は主に農民や農業に関連して使われ、実際に「土に近い」つまり「地面に近いところで働く人」を指していました。
そこから転じて、飾らずに素朴で現実的な人を表す言葉として発展していきました。



現在では音楽、映画、文学の中でも、“down-to-earth”は偽りのない誠実なキャラクターを描写する際に頻繁に使われています。
実際に“down-to-earth”が使用された例
映画での使用例
映画『The Pursuit of Happyness(幸せのちから)』では、主人公クリス・ガードナーが困難な状況でも飾らずに誠実に生きる姿が“down-to-earth”と表現されることがあります。
彼の謙虚で現実的な態度は多くの人々に感動を与えました。
音楽での使用例
アーティストの歌詞やインタビューでも“down-to-earth”という表現はよく使われます。
例えば、人気歌手が「I try to stay down-to-earth despite my success(成功しても謙虚でいようと努力している)」と語ることがあります。
文学での使用例
小説やドラマでも、主人公の性格を表すために“down-to-earth”という表現が使われることが多いです。
これは、読者に対してその人物が親しみやすく、信頼できるキャラクターであることを示すための効果的なフレーズです。
まとめ
“down-to-earth”は、謙虚で実直、飾らない性格を表すとてもポジティブな英語のイディオムです。
1800年代の農業に由来するこの表現は、現代でも日常会話やビジネスシーンでよく使われています。
人を褒める時に「He is so down-to-earth」と言うと、その人が地に足のついた、現実的で親しみやすい人物であることを意味します。



ぜひこの表現を覚えて、自然な英会話に役立ててください。
クイズで理解度をチェック✅
“down-to-earth”とはどんな性格を表すでしょう?
A. Arrogant(傲慢な)
B. Pretentious(気取った)
C. Humble(謙虚な)
C. Humble(謙虚な)
“down-to-earth”は謙虚で飾らない性格を指す褒め言葉です
“down-to-earth”の起源は何に由来するでしょう?
A. 宇宙旅行
B. 農業
C. 上流社会
B. 農業
1800年代に農民が土に近いところで働く様子から派生しました
“down-to-earth”は人の性格として望ましい特徴ですか?
A. Yes(はい)
B. No(いいえ)
C. Maybe(場合による)
A. Yes(はい)
謙虚で実直な性格は誰からも好まれる特徴です。
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