
“be packed like sardines” って、オイルサーディンのこと?



オイルサーディンおいしいよね。今回は食べるわけじゃないけど、イメージはそんな感じでOK!
今日のイディオムは “be packed like sardines”
「満員電車で身動きが取れない」「コンサート会場が人で溢れかえっている」…そんな状況を英語で表現したい時に便利なのが、このイディオム。
この表現、聞いたことはあるけれど、実際にどんな時に使うのか、どんな意味なのか、イマイチよくわからないという方もいるのではないでしょうか?
狭い場所や混雑した場所に、人がぎゅうぎゅうに詰め込まれている状態
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“be packed like sardines” についての誤解を解き、意味・由来・使い方を例文やクイズを交えながら分かりやすく解説します。



徹底解説するので、読み終える頃には、あなたも自信を持ってこのイディオムを使いこなせるようになっているはずです!
動画で学びたい方はこちらをどうぞ▼



この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
YouTube動画の内容を日本語の音声会話で解説しました。耳学にどうぞ▼
日本語で動画の内容を確認したいかたは ココをクリック!
オープニング (0:00:00-0:00:11)
ねえ、聞いて! 私、何を聞かれたと思う?
お決まりの質問、「このイディオムって一体何? 『be packed like sardines (まるでイワシの缶詰みたい)』ってやつ。」
大丈夫、私が説明するから、今日でバッチリ理解できるようになるわ!
誤解を解く (0:00:13-0:00:31)
ちょっと話を聞いて。
私の友達がね、このイディオムを「人が文字通り缶詰のイワシみたいに詰め込まれてる」って意味だと思ってたの。
でも、実際は、人が狭い場所にギュウギュウ詰めにされているって意味なのよ。
イディオムの意味を定義する (0:00:31-0:00:42)
じゃあ、「be packed like sardines」ってどういう意味なの?
それは、人が狭い場所や混雑した場所にギュウギュウに詰め込まれていることを意味するのよ。
意味を覚える (0:00:42-0:00:57)
覚え方のコツを教えるね。
イワシの缶詰を思い浮かべてみて。魚がギュウギュウに詰まっているでしょう?
ほら、人が混雑した場所にいる様子も、まるでイワシの缶詰みたいだって感じない?
物語を通してイディオムを理解する (0:00:57-0:01:15)
ちょっとお話させて。
コンサートでね、最前列にいたんだけど、もう、まるでイワシの缶詰みたいだったのよ。
腕も足も全然動かせないほどだったわ。
すごく不快だったけど、音楽は最高だったから、まあ、よかったかな。
豆知識 (0:01:15-0:01:32)
このイディオムについての豆知識を教えるわ。
この表現、もともとはイワシを缶にギュウギュウに詰めることから来てるって知ってた?
それから、英語以外にも、たくさんの言語で使われているのよ。
例文 (0:01:32-0:01:44)
いくつか例文を見てみましょう。
「サッカーの試合では、観客席はまるでイワシの缶詰状態だった。」
「この電車、ラッシュアワーはいつもイワシの缶詰みたいに混んでるのよ。」
文を言い換える (0:01:44-0:01:55)
さて、ここで、このイディオムを使わずに、この文を言い換えてみましょう。
「この電車は、ラッシュアワーはいつも人でいっぱいです。」
実話 (0:01:55-0:02:10)
これは、実話よ。
ハリケーンの時、避難所では人々がまるでイワシの缶詰みたいだったわ。
でも、みんな安全な場所にいられて感謝してた。
似た表現 (0:02:10-0:02:20)
いくつか似た表現を紹介するわね。
「jam-packed (ギュウギュウ詰め)」や「crammed (詰め込まれた)」は、混雑した場所を表現するときに使われるわ。
反対の表現 (0:02:20-0:02:31)
反対の表現もいくつか紹介するわね。
「empty (空っぽ)」や「spacious (広々とした)」は、混雑した場所の反対の状態を表す時に使われるわ。
クイズ1 (0:02:31-0:02:50)
さあ、あなたの知識を試しましょう。
次のうち、「be packed like sardines(イワシの缶詰みたい)」というイディオムを最もよく表しているのはどれでしょう?
A. 人々が魚のように泳いでいる。
B. 人々が狭い場所にギュウギュウに詰め込まれている。
C. 人々がイワシを食べている。
クイズ2 (0:02:50-0:03:03)
次のうち、「be packed like sardines」と似た表現はどれでしょう?
A. 空っぽ(Empty)
B. 広々とした(Spacious)
C. ギュウギュウ詰め(Jam-packed)
クイズ3 (0:03:03-0:03:17)
次のうち、「be packed like sardines」と反対の表現はどれでしょう?
A. 詰め込まれた(Crammed)
B. 満員(Full)
C. 空(Empty)
まとめ (0:03:17-0:03:41)
まとめると、「be packed like sardines」とは、人が狭い場所や混雑した場所にギュウギュウに詰め込まれていることを意味します。
正しく使って、誤解がないようにね!
このイディオムを使ったあなたのストーリーもぜひ聞かせてね!
コメントで感想を教えてね!
それから、あまりにもイワシの缶詰みたいにならないように気を付けて!
“be packed like sardines“ってどんな意味?
“be packed like sardines”を直訳すると「イワシの缶詰のように詰め込まれている」となりますが、実際に人が缶詰の中に詰め込まれているわけではありません。
このイディオムは、「狭い場所や混雑した場所に、人がぎゅうぎゅうに詰め込まれている状態」を比喩的に表現する際に使われます。



満員電車の中で人が押し合いへし合いしている様子や、コンサート会場で人が密集している様子がまさにそうです。
例文で使い方をマスター
“be packed like sardines” が実際にどのように使われるのか、具体的な例文で確認してみましょう。
- At the football game, we were packed like sardines in the stands.
(フットボールの試合では、スタンドは人でぎゅうぎゅう詰めだった。) - The subway was so packed like sardines during rush hour that I could barely breathe.
(ラッシュアワーの地下鉄は人でぎゅうぎゅう詰めだったので、ほとんど息ができなかった。) - The concert hall was packed like sardines, but the energy of the crowd was amazing.
(コンサートホールは人でぎゅうぎゅう詰めだったが、観客のエネルギーは素晴らしかった。) - The elevator was packed like sardines, making it difficult to get off at my floor.
(エレベーターは人でぎゅうぎゅう詰めだったので、自分の階で降りるのが大変だった。) - During the holiday season, the shopping mall is always packed like sardines.
(ホリデーシーズン中は、ショッピングモールはいつも人でごった返している。)



上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
シチュエーションで理解を深めよう
コンサート会場での出来事
先日、友人が大好きなアーティストのコンサートに行った時の話です。
彼女は最前列でアーティストを間近で見ることができたそうですが、“be packed like sardines”状態だったと言っていました。
会場は熱狂的なファンで埋め尽くされ、彼女は周りの人に押されて身動きが取れなかったそうです。



“be packed like sardines” の状況だったんだね。
「It was so uncomfortable, but the music was worth it! (すごく窮屈だったけど、音楽が最高だったから我慢できたよ!)」と彼女は話していました。
ハリケーンの避難所
数年前に大型ハリケーンが私の住む地域を襲った時のことです。多くの人が自宅を失い、緊急避難所に身を寄せました。
避難所は”be packed like sardines”状態で、プライバシーもほとんどありませんでしたが、人々は安全な場所にいられることに感謝していました。
「We were packed like sardines, but we were grateful to have a safe place to stay. (イワシ缶みたいにぎゅうぎゅう詰めだったけど、安全な場所にいられて感謝してたわ。)」と、当時避難所にいた友人が語っていました。



これらのストーリーからもわかるように、”be packed like sardines”は、必ずしもネガティブな意味合いだけで使われるわけではありません。



状況によっては、ポジティブな感情や感謝の気持ちを表す際にも使われるのね。
“be packed like sardines”を覚えるコツ
“be packed like sardines” を簡単に覚えるには、「イワシ缶」を思い浮かべることです。



缶詰の中にぎっしりと詰め込まれたイワシの姿を想像すれば、このイディオムの意味が自然と頭に浮かんでくるはずです。



缶に入ったオイルサーディンのイメージでいいんだね!
類似・反対・関連する表現
“be packed like sardines” と似た表現、反対の意味を持つ表現には、以下のようなものがあります。
- jam-packed (ぎゅうぎゅう詰めの)
- crammed (詰め込まれた)
- crowded (混雑した)
これらの表現も人が密集している様子を表す際に使われます。


- empty (空の)
- spacious (広々とした)
- deserted (人通りのない)
これらの表現は、人が少なく空間が広く空いている様子を表します。



さらに、“be packed like sardines” と関連性の高いイディオムとして、以下の表現もありますよ。
- a sea of faces:たくさんの人の顔が一面に広がっている様子
(顔の海)
- shoulder to shoulder:人が密集して肩が触れ合うほど近い距離にいる様子
(肩と肩が触れ合う)
- elbow to elbow:人がぎゅうぎゅう詰めになって肘が触れ合うほど近い距離にいる様子
(肘と肘が触れ合う)
知って得する豆知識
“be packed like sardines” というイディオムは、19世紀にイワシの缶詰が大量生産されるようになったことがきっかけで生まれたと言われています。



缶詰の中にぎゅうぎゅうに詰め込まれたイワシの姿が、人々が密集している様子と重なったんです。
また”be packed like sardines”は英語圏だけでなく、他の言語圏でも同様の表現が使われています。
例えば、フランス語では「serrés comme des sardines (イワシのようにぎゅうぎゅう詰め)」、スペイン語では「apretados como sardinas (イワシのように押しつぶされた)」といった表現があります。



世界中でイワシ缶のイメージは共通しているんだね!
参照元:Wiktionary-“packed like sardines”
実際に “be packed like sardines” が使用された例
「Packt Like Sardines In A Crushd Tin Box」 – Radiohead
音楽のタイトルとして使用されています。
この曲は2001年にリリースされたRadioheadのアルバム「Amnesiac」に収録されています。タイトルそのものがこのイディオムを使用しており、混雑や窮屈さを表現しています。
Radioheadは世界的に有名なバンドであり、この曲タイトルはイディオムの印象的な使用例となっています。
Packt Like Sardines In A Crushd Tin Box」 – Radiohead
まとめ
今回は、英語イディオム“be packed like sardines” について解説しました。
「 人々が狭い場所にぎゅうぎゅうに詰め込まれている状態 」を指すこの表現は、満員電車、コンサート会場、イベント会場など、さまざまな場面で使うことができます。
便利な表現なので、今回の解説と例文を参考に、“be packed like sardines” を覚えて活用してみてください。
クイズで理解度をチェック✅
Idiomクイズ #6

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