
「あの試験は a cakewalk だった」って、ケーキの話なの?

試験の後のご褒美がケーキ!って思った?実はケーキが出てくるわけじゃないんだ。
「楽勝なこと」「とても簡単なこと」
“A cakewalk” は、仕事・試験・勝負などがあまり苦労せずにできると感じるときの、くだけた英語です。人によって簡単さは違うので、for me や for her を添えることもあります。
- 意味と「no cakewalk」の違い
- 文の形と、場面別の音声付き例文
- 歴史的な背景と、似た表現との使い分け
- 3問のクイズで使い方を確認
まずは英語だけの動画で音を聞いてみましょう。本文では意味・文法・和訳を確認できます。

動画のあとは、下の例文を一つ選んで声に出してみましょう。
“A cakewalk”の意味とニュアンス

“A cakewalk” は名詞で、「とても簡単な仕事・勝負・状況」を指します。
The test was a cakewalk. なら「その試験は楽勝だった」。話し手の経験や準備の程度を表すので、誰にとっても簡単だと断定する言葉ではありません。
That task was a cakewalk for her.
その作業は彼女にとって楽勝だった。
It was no cakewalk.
それは決して楽ではなかった。
否定の no が入ると意味が反対になる点を押さえましょう。
文の形と使い方
- be a cakewalk:It was a cakewalk.(楽勝だった)
- be a cakewalk for 人:It was a cakewalk for me.(私には簡単だった)
- be no cakewalk:It was no cakewalk.(決して楽ではなかった)
- not exactly a cakewalk:「そう簡単ではない」という控えめな否定
単数で使うときは a を付けます。It was cakewalk. とは言いません。会話で自然ですが、厳格な報告書なら straightforward や easy to complete なども選べます。
場面別の例文8選【和訳・音声付き】
学校・仕事・日常会話に加え、否定形も入れました。太字の表現が文の中でどう働くか確かめてください。
- 試験が簡単だった
The practice test was a cakewalk after a week of review.
一週間復習したので、模擬試験は楽勝だった。 - 仕事の経験を生かす
For our experienced designer, updating the layout was a cakewalk.
経験豊富なデザイナーにとって、レイアウトの修正は簡単だった。 - 予想との違い
I thought moving the sofa would be a cakewalk, but it would not fit through the door.
ソファを動かすのは楽勝だと思ったが、ドアを通らなかった。 - 否定形で難しさを伝える
Learning to drive in heavy traffic is no cakewalk.
交通量の多い道で運転を覚えるのは、決して簡単ではない。 - 相手と比べる
The first level was a cakewalk for Mia, but I needed three tries.
最初のレベルはミアには楽勝だったが、私は三回かかった。 - 準備の効果
Once we had a clear checklist, packing became a cakewalk.
明確なチェックリストができると、荷造りはとても簡単になった。 - 競争の見通し
The final will not be a cakewalk, even for the top team.
首位チームにとっても、決勝は楽勝にはならないだろう。 - 軽い会話
A: How was the interview? B: A cakewalk. I had practiced every question.
A:面接はどうだった? B:楽勝だったよ。どの質問も練習していたから。

▼から声と例文を選べます。英文・和訳を見ながら繰り返し聞いてみましょう。
The practice test was a cakewalk after a week of review.
一週間復習したので、模擬試験は楽勝だった。
音声の準備中です。
声の種類・音質は端末やブラウザによって異なります。利用できる英語音声から選べます。
3番は「簡単だと思ったが実際は違った」という対比。
4番と7番は no / not a cakewalk なので「難しい」の意味です。8番の A cakewalk. は会話での短い返答です。
短い会話で使ってみよう
A: How was the first project?(最初の課題はどうだった?)
B: It was a cakewalk after the tutorial.(チュートリアルのあとなら楽勝だったよ。)
A: Great! The next one may be harder.(いいね。次はもう少し難しいかもね。)
「最初の課題」のように何が簡単だったのかを言うと伝わりやすくなります。自分の生活なら The setup was a cakewalk for me. などに置き換えられます。
由来:もともとはダンス競技
“Cakewalk” はもともと、アメリカ南部のアフリカ系アメリカ人によるダンス競技の名前です。
奴隷制の時代を含む歴史の中で踊られ、勝者にケーキが贈られることもありました。白人の振る舞いを風刺したという記録もあります。
歴史上の踊りには技術が必要で、単純に「歩くだけでケーキがもらえた」わけではありません。現代の「簡単なこと」という比喩的な意味と分けて覚えましょう。詳しくはSmithsonian Magazine の歴史解説を参照してください。
似た表現・反対の表現
- a piece of cake:「朝飯前」。a cakewalk に最も近い、くだけた表現。
- a walk in the park:「楽なこと」。気楽さのイメージを伴い、no walk in the park もよく使う。
- child’s play:「子どもでもできるほど簡単」。相手の努力を軽く扱う響きに注意。
- no sweat:「問題ないよ」。依頼への気軽な返答にも使える。
- an uphill battle:「困難な道のり」。苦労が続くことを表し、反対方向の意味。
ほかの言い方も知りたい方は、公開中の“A Piece of Cake”や“A Walk in the Park”も参考になります。


間違えやすいポイント
- 「難しい」と勘違いしない:肯定形は「楽勝」。難しいなら no cakewalk。
- a を落とさない:× It was cakewalk. / ○ It was a cakewalk.
- ケーキを焼く意味ではない:現代の比喩的な用法は「簡単なこと」。歴史上の踊りの意味は別。
- 人の努力を軽視しない:他人が苦労した作業を一方的に「楽勝」と言わず、for me などで視点を明確に。
実際の記事での使用例
Smithsonian Magazine の旅行記事 “Drive the Road to Hana” は、カーブや橋が多い道を車で走ることを “no cakewalk” と表現しています。「楽なドライブではない」という意味です。これは映画のセリフではなく、旅行記事の本文で確認できる用例です。
クイズで理解度をチェック
まとめ
- “A cakewalk”=「楽勝なこと」「とても簡単なこと」。
- “No cakewalk”=「決して楽ではない」。
- 単数では a cakewalk と言う。
- 歴史上のダンスは技術が必要だった。現代の比喩と区別する。
まずは「練習したおかげで簡単になったこと」を一つ英語で言ってみましょう。After I practiced, ___ was a cakewalk. なら、自分の経験として自然に伝えられます。

例文を一人で言えたら、次は会話の中でも使ってみたいね!
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