
“gym rat” って、ジムにいるネズミのこと?



“gym rat”はイディオムだからね、そのままの意味ではないんだよ。
今日のイディオムは “gym rat”
「あの人、毎日ジムにいるよね…まるでジムに住んでるみたい!」
そんな風に、ジム通いが日課になっている人を表現する時に使える英語のイディオム、それが“gym rat”です。
ジムで多くの時間を過ごし、フィットネスに非常に熱心な人
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“gym rat” についての誤解を解き、意味・由来・使い方を徹底的に解説します。



面白い表現だから、ぜひマスターして、自然な英会話に役立ててくださいね。
動画で学びたい方はこちらをどうぞ



この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
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オープニング (0:00:00-0:00:11)
皆さんこんにちは!今日は、英語のイディオム「gym rat」について一緒に学びましょう。「gym rat」という表現を聞いたことはありますか?もし初めて聞くという方も、心配いりません!この動画で、この便利なイディオムの意味、使い方、文化的背景まで、しっかりマスターできますよ!
ジム好きの同僚、サラ (0:00:12-0:00:31)
まずは、こんなシチュエーションを想像してみてください。あなたの同僚のサラさん(仮名)は、いつも自分のトレーニングの話や、ジムで達成したことを話してきます。毎日、仕事場にジムバッグを持ってくるほどの熱心さです。そんなサラさんを見て、あなたは冗談で「ジム・ラット(gym rat)」と呼びたくなるかもしれませんね。
誤解発生!?直訳の罠 (0:00:32-0:00:44)
でも、ちょっと待ってください!もしサラさんが「gym rat」を文字通り「ジムに住み着くネズミ」と受け取ってしまったら…?想像しただけで気まずいですよね。そう、「gym rat」は直訳ではなく、特別な意味を持つイディオムなんです。
「gym rat」の意味 (0:00:45-0:00:59)
では、「gym rat」とは一体どういう意味なのでしょうか?これは、ジムに通ってトレーニングすることに非常に熱心な人、熱中している人を指すイディオムです。ここで「rat(ネズミ)」という言葉が使われているのは、比喩的な表現です。まるでネズミが巣穴に頻繁に出入りするように、ジムに頻繁に通う人の様子を表しているのです。決して、ジムに住み着いているネズミのことではないので安心してくださいね。
サラさんの場合 (0:01:00-0:01:20)
先ほどのサラさんの例に戻りましょう。彼女は「ベンチプレスで200ポンド(約90kg)も挙げちゃった!私って本当にgym ratだわ!」と、自分のトレーニングの成果を嬉しそうに話しています。この場合、サラさんは「gym rat」を正しく使っていますね。彼女は、自分がジム通いに熱心であることを、このイディオムを使って表現しているのです。
例文で理解を深めよう (0:01:21-0:02:28)
「gym rat」の意味が分かったところで、次は例文を通して、様々な文脈での使い方を見ていきましょう。
- カジュアルな会話: “My roommate is a total gym rat – she’s at the gym every single day.”(私のルームメイトは本当にジムマニアだよ。毎日ジムに通ってるんだ。)
- 「total」を付けることで、「本当に」「徹底的に」というニュアンスを強調できます。
- フォーマルな場面: “As the CEO, I expect my employees to be productive, not just gym rats who spend all their time working out.”(CEOとして、私は従業員には生産的であってほしい。ジムにばかり時間を費やす、ただのジムマニアではなくね。)
- ここでは、「gym rat」が「仕事よりもジムを優先する人」という、ややネガティブな意味合いで使われています。
- ネガティブな文脈: “Some people might criticize him, saying he’s a gym rat who cares more about his biceps than his actual job. But he’s just passionate about fitness.”(彼を批判する人もいるかもしれない、「実際の仕事よりも上腕二頭筋のことばかり考えているジムマニアだ」と言ってね。でも、彼はただフィットネスに情熱を注いでいるだけなんだ。)
- このように、ジム通いに熱心なことが、時に周囲から理解されず批判されることもある、ということを表しています。
- ユーモラスな文脈: “My grandma is a gym rat – she’s 80 years old and can lift more than me!”(私のおばあちゃん、ジムマニアなんだ。80歳なのに、私より重いものを持ち上げられるんだよ!)
- 高齢の方が非常に健康で、ジム通いに熱心な様子を、ユーモアを交えて表現しています。
- 文学的な文脈: “The protagonist, a self-proclaimed gym rat, struggled to balance his fitness obsession with his family life.”(自称ジムマニアである主人公は、フィットネスへの熱中と家庭生活とのバランスを取るのに苦労していた。)
- 小説などで、登場人物の性格や生活様式を描写する際に使うことができます。「self-proclaimed(自称)」と組み合わせることで、少し皮肉めいたニュアンスも表現できます。
- ビジネスシーン: “We’re looking for a motivated team player, not just a gym rat who’s only interested in their own workout routine.”(私たちが探しているのは、意欲的なチームプレイヤーです。自分のトレーニングルーティンにしか興味のない、ただのジムマニアではありません。)
- ここでは、チームワークよりも個人のトレーニングを優先する人を指して「gym rat」が使われています。
- ソーシャルメディア: “Just another day in the life of this gym rat #FitnessGoals”(ジムマニアの日常、また今日もトレーニング #フィットネス目標)
- インスタグラムなどのSNSで、ハッシュタグ「#FitnessGoals(フィットネス目標)」などと一緒に使われることがあります。
記憶を助けるイメージ (0:02:29-0:02:47)
「gym rat」の意味をしっかり覚えるための、とっておきの方法を紹介します!ジムの中を小さなネズミがちょこまかと走り回っている姿を想像してみてください。トレッドミルの上を走ったり、小さなダンベルを持ち上げたり…。このユニークなイメージを思い浮かべれば、「gym rat」が「ジムに頻繁に通う人」を指すイディオムであることが、きっと忘れられなくなるはずです!
文化的背景と豆知識 (0:02:48-0:03:22)
「gym rat」という言葉は、1970年代から1980年代頃にアメリカで生まれたとされています。ちょうどこの頃、フィットネスブームが起こり、アーノルド・シュワルツェネッガーのようなボディビルダーが注目を集め、ジム通いに熱中する人が増えた時代でした。このイディオムは、特に北米でよく使われる表現で、その背景には、ジム文化が根付いていることが関係していると考えられます。ただし、他の英語圏の地域、例えばイギリスではあまり使われず、”fitness fanatic”など、違う表現が好まれる場合もあります。
類似表現/反対表現/関連表現 (0:03:23-0:03:48)
「gym rat」以外にも、ジム通いに熱心な人を表す表現はたくさんあります。
類義表現としては、以下のようなものがあります。
- fitness fanatic: フィットネスに熱狂的な人。熱心な様子をより強調した表現
- workout junkie: トレーニング中毒者。少しネガティブなニュアンスを含む場合もあります。
- exercise addict: エクササイズ中毒者。こちらもネガティブな響きがあります。
- health nut: 健康オタク。健康全般に熱心な人、食事などにも気を配っている人のことを指します。
- fitness freak: フィットネスに異常なまでに熱中している人。
反対に、運動不足の人を指す表現としては、
- couch potato: カウチポテト。ソファーでゴロゴロしてばかりいる人を指します。
- sedentary person: 座りっぱなしの生活を送る人。デスクワークが多い人などに対して使われます。
これらの表現も一緒に覚えておくと、英語の表現力がさらにアップしますよ!
あなたに合った表現を使おう (0:03:49-0:04:04)
例えば、あなたの友人がジム通いに熱心だとしましょう。その場合、「My friend is such a gym rat – she spends more time at the gym than at home.(私の友達は本当にジムマニアで、家にいる時間よりジムにいる時間の方が長いんだ)」と言うことができます。また、「My friend is extremely passionate about fitness and works out constantly.(私の友達はフィットネスにとても熱心で、絶えずトレーニングをしている)」と言い換えることもできます。
実際の使用例 (0:04:05-0:04:30)
以前、マラソン大会に向けてトレーニングをしている生徒さんがいました。彼は、英語のレッスンの最中でも、ずっとトレーニングの話ばかりしていました。私たちは冗談で彼のことを「gym rat」と呼んでいましたが、彼はそれを褒め言葉として受け取り、喜んでその呼び名を受け入れていました。これは、「gym rat」というイディオムが、フィットネスへの熱心さを効果的に表現する例として、とても印象的でした。
よくある間違いとその避け方 (0:04:31-0:04:59)
「gym rat」を使う際によくある間違いを2つ紹介します。
- 名詞として使う際に、冠詞の「a」を忘れてしまう。
- 「He is gym rat.」は間違いです。「He is a gym rat.」と、必ず「a」をつけましょう。
- 「gym rat」を文字通り「ジムに住むネズミ」と解釈してしまう。
- これは比喩的な表現であって、文字通りの意味ではありません。「gym rat」は、ジム通いに熱心な人を指すイディオムです。
クイズで理解度チェック! (0:05:00-0:05:50)
さあ、ここでクイズに挑戦して、理解度を確認してみましょう!
問題1:「gym rat」はどういう意味ですか?
A: ジムに住んでいる人
B: ジム通いに熱中している人
C: 運動嫌いな人
…正解は、B: ジム通いに熱中している人 です!
問題2:「gym rat」の類義表現はどれですか?
A: couch potato
B: fitness fanatic
C: sedentary person
…正解は、B: fitness fanatic です!
問題3:「gym rat」の反意表現はどれですか?
A: health nut
B: workout junkie
C: sedentary person
…正解は、C: sedentary person です!
皆さん、全問正解できましたか?
まとめ (0:05:51- 最後)
「gym rat」は、ジム通いやトレーニングに熱心な人を指す、便利で面白い英語イディオムです。このイディオムを理解することで、特にフィットネス愛好家について話す際に、より効果的にコミュニケーションを取ることができるようになります。ぜひ、皆さんも今日から「gym rat」を会話の中で使ってみてくださいね!
この動画が皆さんの英語学習のお役に立てば嬉しいです。他にも解説してほしい英語イディオムがあれば、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
ご視聴ありがとうございました!次の動画でお会いしましょう!
“gym rat”ってどんな意味?
“gym rat”を直訳すると「 ジムのネズミ 」となりますが、もちろんジムに住んでいるネズミのことではありません。
このイディオムは、「 ジムで多くの時間を過ごし、フィットネスに非常に熱心な人 」を表しています。



まるでジムが自分の家かのような過ごし方でトレーニングに励んでいる人いますよね?
そして筋トレや有酸素運動など、様々なエクササイズを通して、理想の体型を目指したり、健康的なライフスタイルを追求したりしています。
とはいえ、 “gym rat”は、必ずしもアスリートやボディビルダーを指すわけではありません。



ジム通いが大好きで、日々のルーティンに組み込んでいる人も“gym rat”なんだよね。
シチュエーションで理解を深めよう!
サラの趣味
同僚のサラは、毎日大きなジムバッグを職場に持ってきており、一目でジム通いが趣味だと分かります。
そして自分のトレーニングルーティンや、ジムで達成した記録について話してくれるのも日課です。
あるとき彼女が、「ベンチプレスで200ポンド(約90kg)も挙げちゃった!私って本当にgym ratだわ!」と、自分のトレーニングの成果を嬉しそうに話しました。



彼女のように、自分のことを “gym rat”と言う人もいます。
これは、自分がジム通いに熱心であることを、このイディオムを使って自虐的、あるいは自慢げに表現しているんです。
褒め言葉?
以前、マラソン大会に向けてトレーニングをしている生徒がいました。彼は、英語のレッスンの最中でも、ずっとトレーニングの話ばかりしていました。
私たちは冗談で彼のことを“gym rat”と呼んでいましたが、彼はそれを褒め言葉として受け取り、喜んでその呼び名を受け入れていました。



“gym rat” は、トレーニングへの熱心さを効果的に表現するイディオムなんだね。
興味深いFun Fact
“gym rat” は、いつ頃から、どこで使われるようになったのでしょうか?
この言葉は、1970年代から1980年代頃にアメリカで生まれたとされています。ちょうどこの時期は、フィットネスブームが起こり、ボディビルダーが注目を集め、多くの人々がジムに通って体を鍛えるようになった時代でした。
この表現は、特に北米でよく使われます。これは、アメリカやカナダといった国々で、ジム文化が非常に盛んであることが背景にあると考えられます。



元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーも、かつては熱心な“gym rat”だったそうです。
アメリカのフィットネス文化は、日本とはまた少し違うかもしれません。この表現を理解することで、アメリカの文化的な側面も垣間見ることができますね。
参照元:Cambridge Dictionary(ケンブリッジ辞書)
例文で使い方をマスター
“gym rat” が実際にどのように使われるのか、具体的な例文で確認してみましょう。
- My roommate is a total gym rat – she’s at the gym every single day.
(私のルームメイトは本当にジムマニアだよ。毎日ジムに通ってるんだ。) - As the CEO, I expect my employees to be productive, not just gym rats who spend all their time working out.
(CEOとして、私は従業員には生産的であってほしい。ジムにばかり時間を費やす、ただのジムマニアではなくね。) - Some people might criticize him, saying he’s a gym rat who cares more about his biceps than his actual job. But he’s just passionate about fitness.
(彼を批判する人もいるかもしれない、「実際の仕事よりも上腕二頭筋のことばかり考えているジムマニアだ」と言ってね。でも、彼はただフィットネスに情熱を注いでいるだけなんだ。) - My grandma is a gym rat – she’s 80 years old and can lift more than me!
(私のおばあちゃん、ジムマニアなんだ。80歳なのに、私より重いものを持ち上げられるんだよ!) - The protagonist, a self-proclaimed gym rat, struggled to balance his fitness obsession with his family life.
(自称ジムマニアである主人公は、フィットネスへの熱中と家庭生活とのバランスを取るのに苦労していた。) - We’re looking for a motivated team player, not just a gym rat who’s only interested in their own workout routine.
(私たちが探しているのは、意欲的なチームプレイヤーです。自分のトレーニングルーティンにしか興味のない、ただのジムマニアではありません。) - Just another day in the life of this gym rat #FitnessGoals
(ジムマニアの日常、また今日もトレーニング #フィットネス目標)



上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
“gym rat”を覚えるコツ
“gym rat” を簡単に覚えるには、ジムの中を動き回るネズミの姿をイメージすることが効果的です!
ネズミは、トレッドミルの上をせっせと走っていたり、小さなダンベルを持ち上げようと頑張っていたりします。



“gym rat” もジムで長時間トレーニングに励んでいる様子を思い浮かべてみてください。



ネズミが一生懸命に運動しているところを想像したら、イディオムの意味忘れないね!
類似・反対・関連する表現
“gym rat” と似た表現、反対の意味を持つ表現には、以下のようなものがあります。
- fitness fanatic (フィットネス・ファナティック): フィットネスに熱狂的な人
- Workout junkie(ワークアウト・ジャンキー): トレーニング中毒者
- exercise addict (エクササイズ・アディクト): 運動中毒者
これらも、“gym rat” と同様に、フィットネスに熱心な人を表す際に使われます。
- Couch potato (カウチポテト): テレビばかり見ている人、運動不足の人
- Sedentary person(セデンタリー・パーソン): 座りがちな生活を送る人
これらは、運動をあまりせず、 inactive なライフスタイルを送る人を指します。



さらに、“gym rat” と関連性の高いイディオムとして、以下の表現もありますよ。
- health nut (ヘルス・ナット): 健康オタク
- wellness enthusiast (ウェルネス・エンスージアスト): 健康愛好家
実際に “gym rat” が使用された例
映画「Pain & Gain」(2013)
映画の中で、マーク・ウォールバーグ演じるダニエル・ルーゴが言うセリフです。
“I’m a gym rat, that’s who I am.”
(私はジムラットだ、それが俺だ。)
映画「Pain & Gain」(2013)


Cherry Poppin’ Daddiesの楽曲「Gym Rat」
音楽のタイトルとして使用されています。
この曲は2019年にリリースされ、フィットネス文化を風刺的に描いています。タイトルそのものが「Gym Rat」イディオムを使用しています。
まとめ
今回は、英語イディオム“gym rat” について解説しました。
“gym rat” はジムで多くの時間を過ごし、フィットネスに熱心な人を指すイディオムです。
基本的にはポジティブな意味合いで使われますが、状況によってはネガティブなニュアンスを含むこともあります。
今回の解説と例文を参考に、”gym rat” をマスターして、自然な英会話に役立ててください。
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