
“from the horse’s mouth” って、馬の口から? よだれでも出た?



いや、きっと別の意味があると思うんだ。まささん教えて!
今日のイディオムは “from the horse’s mouth”



そう、このイディオムは「馬の口から」ってそのままの意味ではないよ。意味が分かると、なるほど!って納得できるよ。
信頼できる情報源から直接得た情報
どうして、こんな意味になるのでしょう?
この記事では、“from the horse’s mouth” についての誤解を解き、意味・由来・使い方を徹底的に解説します。



ネイティブスピーカーがよく使う表現です。ぜひマスターして、自然な英会話に役立ててくださいね。
動画で学びたい方はこちらをどうぞ



この動画は全て英語です!でも内容はこの記事と連動していますので、ぜひ両方を学習に活用してくださいね。
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オープニング (0:00:00-0:00:11)
ねえ、私が何を聞かれたか当ててみて?
そう、定番の質問「このイディオム、一体どういう意味?」。
「From the horse’s mouth(直接情報筋から)」だよ。
今日は、このイディオムについて説明するわ。これで今日、あなたはバッチリ理解できるはず!
イディオムを理解するためのストーリー (0:00:14-0:00:42)
まずは、物語を一つお話ししましょう。競馬場にいるところを想像してみてください。そこで、誰かがこう言っているのを聞きます。「この馬が勝つって、馬の口から直接聞いたよ(馬の関係者から直接聞いたよ)。」
あなたはもしかしたら、馬が文字通り話しかけてきたんだと思うかもしれませんね。でも実際はそうじゃなくて、信頼できる情報源から直接聞いたという意味なんです。この場合は、馬のオーナーや調教師のことを指します。
「From the horse’s mouth」の定義 (0:00:42-0:00:56)
つまり、「From the horse’s mouth」というイディオムは、情報源から直接得た情報、つまり、信頼できて信用できる情報から得たという意味になるの。
正確さと信頼性が不可欠な状況でよく使われるわ。
記憶を助けるためのヒント (0:00:56-0:01:12)
このイディオムの意味を覚えるために、馬があなたの耳元で秘密をささやいているところを想像してみてください。
馬が情報源で、秘密が情報、ということになるの。簡単でしょ?
イディオムを理解するためのストーリー (0:01:12-0:01:33)
このイディオムが、どのように使われるかを、物語を通して見ていきましょう。
「会社が倒産するって、関係者から直接聞いたよ。次の日、CEOがそれを認めたわ。」
この例では、話者は信頼できる情報源から直接情報を得ており、それは後にCEOによって確認されています。
「From the horse’s mouth」にまつわる豆知識 (0:01:33-0:01:47)
このイディオムが、競馬から生まれたって知ってた?
調教師やオーナーは、自分の馬の健康状態やパフォーマンスについての情報を、賭けをする人に直接伝え、勝率を上げようとしていたの。
例文 (0:01:48-0:02:16)
ここで、このイディオムを使った例文を5つ紹介するわ。
1.「コンサートが売り切れって、関係者から直接聞いたよ。」
2.「ジャーナリストはその特ダネを、関係者から直接得た。」
3.「私は噂を信じないわ。関係者から直接聞きたい。」
4.「私は、採用担当者から直接、内定通知をもらった。」
5.「刑事はその重要な情報を、関係者から直接手に入れた。」
言い換え練習 (0:02:16-0:02:40)
「会社が倒産するって、関係者から直接聞いたよ」という文を、このイディオムを使わずに言い換えてみて。
1.「CEOから直接、会社が倒産すると聞いた。」
2. 「会社は倒産すると発表された。CEOが認めたよ!」
実生活でのストーリー (0:02:40-0:03:11)
あなたに共有したい実生活でのストーリーがあるわ。
私の友達が、中古車販売店で中古車を買おうとしてたんだけど、その車が事故を起こしたことがあるのかどうか分からなくて、躊躇してたの。
販売店は、事故を起こしたことはないと保証したけれど、彼女は、いわば関係者から直接聞きたかったの。
そこで彼女は、前のオーナーに連絡して、その車が確かに事故を起こしていたことを知ったわ。
彼女は、その車を買わないことに決めたの。そして、情報源から直接情報を得られたことに感謝していたわ。
似たような表現、反対の表現、関連するイディオム (0:03:11-0:03:46)
ここで、似たような表現をいくつか紹介するわ。
- 「Straight from the horse’s mouth(関係者から直接)」
- 「From the source(情報源から)」
- 「From the top(トップから)」
そして、反対の意味の表現は? - 「Secondhand information(又聞き情報)」
- 「Hearsay(うわさ)」
- 「Gossip(ゴシップ)」
それから、関連するイディオムをいくつか紹介するね。
1.「Don’t look a gift horse in the mouth(もらい物にケチをつけるな)」
2.「Beat a dead horse(詮索しても無駄だ)」
3.「Hold your horses(落ち着け)」
クイズ (0:03:46-0:04:18)
3つのクイズで、あなたの理解度を試しましょう。
- あなたのお気に入りのバンドが街にやってくるって、関係者から直接聞いたよ。これはどういう意味?
選択肢1:あなたは誰かがそのバンドについて話しているのを聞いた。
選択肢2:あなたは、信頼できる情報源から直接情報を得た。
選択肢3:あなたはソーシャルメディアでその情報を読んだ。
答え:選択肢2
情報提供者は、信頼できる情報源から直接情報を得たということ。
クイズ (0:04:18-0:04:42)
- あなたの上司が会社を辞めるって、関係者から直接聞いたよ。これはどういう意味?
選択肢1:あなたは上司が辞めるという噂を聞いた。
選択肢2:あなたは上司から直接情報を得た。
選択肢3:あなたはニュースで読んだ。
答え:選択肢2
情報提供者は、上司から直接情報を得たということ。
クイズ (0:04:42-0:05:08)
- その映画はひどいって、関係者から直接聞いたよ。これはどういう意味?
選択肢1:あなたは映画を見て、ひどいと思った。
選択肢2:あなたは評論家がその映画はひどいと言ったのを聞いた。
選択肢3:あなたは、その映画を見た人から直接情報を得た。
答え:選択肢3
情報提供者は、映画を見た人から直接情報を得たということ。
まとめ (0:05:08-0:05:23)
まとめると、「From the horse’s mouth」は、信頼できる情報源から直接情報を得るという意味。
覚えておいてね、次にこのイディオムを聞いたときは、馬が耳元で秘密をささやいているところを想像してみて。
“from the horse’s mouth”ってどんな意味?
“from the horse’s mouth”を直訳すると「 馬の口から」となりますが、もちろん実際に馬の口から何かされるわけでも、馬が話すわけでもありません。
このイディオムは、「 信頼できる情報源から直接得た情報 」という意味です。



その情報の信憑性が高いことを強調したいときに使われる表現です。
例えば、会社のCEOから直接、新しいプロジェクトについて聞いたとしたら、それは “from the horse’s mouth” の情報と言えます。
シチュエーションで理解を深めよう!
“from the horse’s mouth” の意味をより深く理解するために、具体的なストーリーで見てみましょう。
会社の倒産
ある日、会社の同僚が “I heard from the horse’s mouth that the company is going bankrupt.” と言ったとします。
彼は、会社の経営状況に詳しい信頼できる人物(例えばCFOや役員)から直接その情報を聞いたのかもしれない。
そして翌日、CEOが実際に会社が破産することを発表したとしたら、同僚の情報は正しかったことになります。



同僚は信頼できる情報源から直接情報を得ていたから、”from the horse’s mouth” のイディオムが使われたんだね。
中古車を買うとき
あなたが中古車を買うとき、販売員から「事故歴はありません」と言われても、出来れば念のため前の持ち主に直接確認したくなりますよね?



これがまさに、“From the Horse’s Mouth” の考え方! 信頼できる情報を得るためには、情報源をたどることが重要なんです。
例文で使い方をマスター
“from the horse’s mouth” が実際にどのように使われるのか、具体的な例文で確認してみましょう。
- I heard from the horse’s mouth that the concert is sold out.
(コンサートが売り切れたという情報を直接聞いた。) - The journalist got the scoop from the horse’s mouth.
(ジャーナリストは情報源から直接スクープを入手した。) - I don’t trust rumors; I want to hear it from the horse’s mouth.
(噂は信じない。直接情報源から聞きたい。) - I got the job offer from the horse’s mouth.
(採用担当者から直接仕事のオファーをもらった。) - The detective got the crucial information from the horse’s mouth.
(刑事は情報源から直接重要な情報を得た。)



上記の例文をネイティブ発音で聴いてみましょう。アメリカ発音とイギリス発音の違いを比べてみてください。
※PC以外のデバイスでは音声がきれいに再生されない場合があります。
“from the horse’s mouth”を覚えるコツ
“from the horse’s mouth” の意味を覚えるための簡単な方法があります。



それは、馬があなたの耳元で秘密をささやいているイメージを持つこと!
馬は情報源、そして秘密は情報そのものを表しています。



「馬のささやき」ね。このイメージを頭に浮かべれば、イディオムの意味を簡単に思い出せるはず!
興味深いトリビア
“from the horse’s mouth” というイディオムは、競馬の世界から生まれました。
昔、競馬の調教師や馬主は、自分の馬の健康状態や能力に関する情報を、賭けをする人たちに直接教えていたそうです。



なぜかって? それはもちろん、自分たちの馬に賭けてもらうためです!
直接情報を得た賭けをする人たちは、より多くの情報に基づいて賭けをすることができました。だから、勝つ確率も高かったのです。



このことから、“from the horse’s mouth” は信頼できる情報源から直接得た情報という意味を持つようになったと言われています。
情報元:Wiktionary, the free dictionary-“straight from the horse’s mouth”
類似・反対・関連する表現
“from the horse’s mouth“ と似た表現、反対の意味を持つ表現には、以下のようなものがあります。
- Straight from the horse’s mouth.:馬の口から直接
- From the source.:情報源から
- From the top.:上層部から
- Secondhand information.:間接的な情報
- Hearsay.:伝聞
- Gossip.:噂話



さらに、“from the horse’s mouth” と関連性の高いイディオムとして、以下の表現もありますよ。
- Don’t look a gift horse in the mouth.:贈り物にケチをつけない
(もらった馬の歯を見ない)
- Beat a dead horse.:無駄な努力をする
(死んだ馬を叩く)
- Hold your horses.:落ち着いて待つ
(馬を待たせる)
実際に “from the horse’s mouth” が使用された例
アニメーション映画「Ferdinand」のプロモーション動画
「Ferdinand」というアニメーション映画のプロモーション動画のタイトルに使用されています。世界的大ヒット作ではありませんが、アニメーション映画として知られています。
“From the Horse’s Mouth” – Ian Munsick
Ian Munsickという歌手の楽曲のタイトルに使用されています。
まとめ
今回は、英語イディオム“from the horse’s mouth” について解説しました。
- 意味: 信頼できる情報源から直接得た情報
- 使い方: ニュース、ビジネス、日常生活など、さまざまな場面
- 起源: 競馬に由来
- 記憶術: 馬が耳元で秘密をささやいているイメージ
今回の解説と例文を参考に、”from the horse’s mouth” をマスターして、自然な英会話に役立ててください。
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